第224条【綱領】、第225条【資産及び負債の公表】、第226条【年次財政報告】

第６章【行政部】

第224条　政党の綱領並びに目的及び対象は、この憲法の第２章の規定に適合するものでなければならない。

第225条　政党は、独立国家選挙管理委員会の定める時期及び方法により、その資産及び負債の明細を公表しなければならない。

２　政党は、独立国家選挙管理委員会の定める様式で、資金源その他の資産に関する詳細な年次報告書及び分析書を、支出に関する同様の報告書とともに提出するものとする。

３　いかなる政党も

（a）ナイジェリア国外に資金その他の資産を保有してはならない。

（b）ナイジェリア国外から送金された資金あるいは資産を保持する権利を有しない。

４　ナイジェリア国外から政党に送金された資金その他の資産は、委員会が求める情報とともに、受領後21日以内に委員会に移転しなければならない。

５　委員会は、政党が保管しなければならない財務取引の帳簿あるいは記録に関して指示を与え、また、すべての帳簿及び記録を検査する権限を有する。

６　本条第４項により委員会に付与された権限は、委員会の職員により、又は政党の構成員ではない監査人を職業とする者により、行使することができる。

第226条　独立国家選挙管理委員会は、毎年、各政党の会計及び貸借対照表に関する報告書を作成し、国民議会に提出しなければならない。

２　委員会は、本条に基づく報告書を作成する際に、政党によって適正な会計帳簿及び適正な記録が保持されているかについて、意見を形成することができるよう調査を行わなければならない。政党によって適正な会計帳簿が保持されていないと認める場合には、委員会はその旨を報告するものとする。

３　委員会の各委員又は正当に権限を付与された代理人は

（a）政党の帳簿、会計及び伝票をいつでも閲覧する権利を有する。

（b）委員会は、その知識と信念の及ぶ範囲において、調査の目的に必要な情報及び説明を政党の役員に要求する権利を有し、その事実を報告書に記載しなければならない。