第28条【二重国籍】、第29条【国籍の放棄】

第３章【公民権】

第28条　本条の他の規定に従い、出生によりナイジェリア国民でない者が、ナイジェリア以外の国の公民権又は国籍を出生以外の理由で取得又は保持した場合には、その者はナイジェリアの公民権を直ちに喪失するものとする。

２　登録又は交付の時点でナイジェリア以外の国の国民である者の、ナイジェリア国民としての登録又は帰化証明書の交付は、当該他国の出生による国民でない場合には、登録又は交付の日から５か月以内の当該他国の公民権又は国籍の有効な放棄を条件とする。

第29条　成年のナイジェリア国民でナイジェリア国籍を放棄しようとする者は、放棄のために所定の方法で宣言をしなければならない。

２　大統領は、本条第１項に基づく宣言を登録させるものとし、その登録により、宣言を行った者はナイジェリア国民でなくなるものとする。

３　大統領は、以下の場合、本条第１項に基づく宣言の登録を留保することができる。

（a）当該宣言が、ナイジェリアが物理的に関与している戦争中に宣言された場合。

（b）大統領が登録を留保しなければ、公序良俗に反すると思料した場合。

４　本条第１項を適用する上で

（a）「成年」とは、18歳以上の年齢を意味する。

（b）結婚している女性は、成年であるとみなされる。