第34条【人間の尊厳】

第４章【基本的権利】

第34条　すべての個人は、その人格の尊厳を尊重される権利を有する。よって

（a）何人も、拷問又は非人道的若しくは品位を傷つける扱いを受けることはない。

（b）何人も、奴隷にされ又は隷属させられることはない。

（c）何人も、強制労働をさせられることはない。

２　本条第１号（c）を適用する上で、「強制労働」には以下の事項を含まないものとする。

（a）裁判所の判決又は命令の結果として要求される労働。

（b）連邦軍又はナイジェリア警察部隊の隊員の職務上必要とされる労働。

（c）連邦軍における勤務に良心的異議がある者の場合には、その勤務の代わりに必要とされる労働。

（d）コミュニティの生命あるいは福祉を脅かす緊急事態又は災難の場合に合理的に必要とされる労働。

（e）以下の事項を構成する労働又はサービス。

　（i）コミュニティの幸福のための通常の共同体的又はその他市民的義務。

　（ii）国民議会の法律で定められた連邦軍での強制的な国家公務。

　（iii）国民議会の法律で定められた、ナイジェリア国民の教育、訓練の一環となる強制的な国家公務。