C【連邦軍】
第６章【行政部】
第３部【補足】
C【連邦軍】
第217条 連邦軍は、陸軍、海軍、空軍及び国民議会の法律で定めるその他連邦軍の支部をもって構成される。
２ 連邦は、国民議会の法律に従い、以下に掲げる目的のために、適切かつ効果的と認める軍隊を装備、維持するものとする。
（a）ナイジェリアを外部の侵略から防衛するため。
（b）領土保全及び陸海空の侵害からの国境確保のため。
（c）大統領から要請により、暴動を鎮圧し、秩序を回復するために文民官憲を支援するため。ただし、国民議会の法律で規定される条件に従うものとする。
（d）国民議会の法律で規定される、その他職務の執行のため。
３ 連邦軍の仕官その他の階級構成は、ナイジェリアの連邦としての性質を反映するものとする。
第218条 連邦軍最高司令官としての大統領の権限には、連邦軍の運用を決定する権限が含まれる。
２ 本条第１項により大統領に与えられる権限には、国防参謀総長、陸軍幕僚長、海軍幕僚長、空軍幕僚長、及び国民議会の法律によって定められる連邦軍のその他部門の長を任命する権限が含まれ。
３ 大統領は、適切と認める条件に従い、文書による指示により、連邦軍の運用に関する権限を連邦軍の隊員に委任することができる。
４ 国民議会は、以下の事項について、法律を制定する権限を有する。
（a）連邦軍の最高司令官である、大統領が行使する権限を規制すること。
（b）連邦軍の隊員の任命、昇進、懲戒管理。
第219条 国民議会は法律により、以下の目的のために、国民議会が決定する委員で構成される、連邦軍の構成がこの憲法の第217条の規定によりナイジェリアの連邦としての性質を反映するため、権限を有する機関を設立する。
（a）この憲法の第217条の規定を実施するため。
（b）この憲法の第218条の下で大統領が行使できる権限に関すること。
第220条 連邦は、ナイジェリア国民の義務的軍事訓練又は兵役を定めた国民議会の法律を実施するため、適切な施設を設置、維持するものとする。
２ 国民議会の法律が制定されるまで、大統領は、軍事訓練を希望するナイジェリア国内の中等高等教育機関に、軍事訓練を行うための適切な施設を維持することができる。