第196条【国民の参加並びにカウンティの権限、特権及び免責】、第197条【カウンティ議会のジェンダーバランス及び多様性】、第198条【移行期間中のカウンティ政府】

第11章【自治体】

第７部【一般条項】

第196条　カウンティ議会は、
（a）公開の方式で議事を運営し、会議及び委員会は一般に公開されるものとする。
（b）議会及び委員会の立法その他の業務への、国民の参加及び参画を推進するものとする。
２　カウンティ議会は、例外的な状況において議長が正当な理由があると判断した場合を除いて、国民又はメディアをいかなる会議からも排除することはできない。
３　議会は、カウンティ議会、その委員会及び委員の権限、特権及び免責を規定する法律を制定するものとする。

第197条　カウンティ議会又はカウンティ行政部委員会の構成員の３分の２以上は、同性であってはならない。
２　議会は、以下の内容の法律を制定するものとする。
（a）カウンティのコミュニティ及び文化の多様性が、そのカウンティ議会及び行政部委員会に反映されることを保障するための法律。
（b）カウンティの少数民族を保護する制度を規定する法律。

第198条　本章に基づきカウンティ議会を構成するための選挙が行われている間、選挙後に新しい行政部委員会が構成されるまで、現任のカウンティ行政部委員会は、行政権限を行使することができる。

・ケニア共和国憲法（2010）【私訳】へ戻る。