第26条【生存権】、第27条【法の下の平等及び差別禁止】、第28条【人間の尊厳】
第４章【基本的人権】
第２部【権利及び基本的自由】
第26条 すべての人は生存権を有する。
２ 人の生命は受胎の時に始まる。
３ 何人も、この憲法又は他の成文法の規定による場合を除き、故意にその生命を奪われることはない。
４ 中絶は、訓練を受けた保健専門家の意見により、緊急の治療が必要な場合、母体の生命若しくは健康に危険が迫っている場合、又は他の成文法で認められている場合を除き許可されない。
第27条 すべての人は法の下に平等であり、法の平等な保護及び利益を享受する権利を有する。
２ 平等は、すべての権利及び基本的自由の完全かつ平等な享受を含む。
３ 女性及び男性は、政治的、経済的、文化的及び社会的分野における機会均等を含む、平等な待遇を受ける権利を有する。
４ 国家は何人に対しても、人種、性別、妊娠、配偶者の有無、健康状態、民族的又は社会的出身、肌の色、年齢、障害の有無、宗教、良心、信条、文化、服装、言語、出生等いかなる理由によっても、直接的又は間接的に差別的な取扱いをしてはならない。
５ 何人も他人に対し、第４項に規定する事由によって、直接的又は間接的に差別的な取扱いをしてはならない。
６ 本条に基づき保障された権利の実現を十分に実効あるものとするために、国家は、個人又は集団が過去の差別によって受けた不利益を是正するためのアファーマティブ・アクション等のプログラム及び政策を含む、立法その他の措置を講じなければならない。
７ 第６項に基づき講じられる措置は、正当な必要性に基づく給付を適切に提供するものでなければならない。
８ 第６項に規定する措置に加えて、国家は、被選挙人又は被任命者の構成員の３分の２以上が同一の性別であってはならないという原則を実施するために、立法その他の措置を講じるものとする。
第28条 すべての人は、固有の尊厳及びその尊厳が尊重及び保護される権利を有する。