第111条【内閣】、第112条【閣議】、第113条【閣僚】
第７章【行政府】
【内閣】
第111条 国家の効率的な運営のために、大統領、副大統領、首相及び大統領が合理的に必要と認める数の大臣で構成する内閣を設置する。
２ 内閣の職務は、政府の政策の決定、策定及び実施、並びにこの憲法又はその他の法律により付与されたその他の職務を執行することである。
３ 内閣官房長官を置く。大統領が公務委員会と協議して任命する。
４ 内閣官房長官は内閣府を所管し、大統領の指示に従って、内閣の事務を整理し、議事録を作成し、内閣の決定を担当官又は機関に伝達する責任を負い、その他大統領が指示する職務を執行するものとする。
５ 内閣官房長官は、その職務に就任するに先立ち、この憲法の別表４に規定する忠誠の誓い及び内閣官房長官の宣誓を行い、これに署名しなければならない。
第112条 閣議は、大統領が招集及び主宰する。大統領が不在の場合は副大統領が、両者が共に不在の場合は大統領が書面で指名する大臣が、招集及び主宰する。
２ 内閣は、閣議の手続きを定めるものとする。
第113条 閣僚は、議会議員又は議会議員になる資格を有する者から、大統領の同意を得て、議会が任命する。
２ 閣僚の総数は、議会の承認がある場合を除いて、21人を超えてはならない。
３ 閣僚は、大統領が随時割り当てる政府の職務を所管する。
４ 大臣は、その職務を損なう恐れのある利益若しくは報酬のある職に就いてはならない。