第158条【統合基金が報酬を負担する役職】、第159条【政府の借入れ又は貸付けに関する権限】、第160条【公的債務】
第９章【財政】
【総則】
第158条 役職者の報酬又は手当を統合基金が負担する場合、その役職に任命された後において、その者の不利益になるよう変更してはならない。
２ 議会は、この憲法の規定に従い、この憲法により統合基金の負担とする役職、報酬及び手当を定めなければならない。
第159条 この憲法の規定に従い、政府は、あらゆる財源から借入れを行うことができる。
２ 政府は、議会の法律に基づき権限を付与された場合を除いて、自己、その他の公的組織、機関又は個人のために、借入れ、保証又は起債をしてはならない。
３ 本条第２項の規定に基づき制定される議会の法律は、以下の事項を定めなければならない。
（a）借入れの条件は議会に提出され、議会の決議によって承認されない限り、実施されないこと。
（b）その借入れに関して受領した金銭は統合基金に納付され、同基金の一部を構成するか、又は借入れのために存在又は創設されたその他の公的基金に納付されること。
４ 大統領は、議会の定める時期に、以下の事項を示すのに必要な借入れに関する情報を議会に提出しなければならない。
（a）元本及び累積利息による負債総額の範囲。
（b）借入れの回収又は返済のために準備された積立金。
（c）借入れの利用及び実績。
５ 議会は決議によって、政府に対し、公的基金又は公的会計から貸付け又は交付を行うための合意を締結する権限を付与することができる。
６ 本条第５項に基づき締結された合意は、議会に提出され、議会の決議により承認されない限り、効力を生じないものとする。
７ 本条において「借入れ又は貸付け」という表現は、返還又は返済を条件として政府に対して又は政府によって貸し出される金銭及びその他の形態の借入れ又は貸付けで、以下の内容のものを含む。
（a）統合基金又はその他の公的基金からの金銭は、支払い又は返済に充当することができる。
（b）支払い又は返済のために設置されたいかなる名称の基金からの金銭も、その全部又は一部、直接又は間接を問わず、支払い又は返済のために充当することができる。
８ 議会は法律により、議会が定める条件に従って、本条第２項及び第３項の規定から、いかなる種類の借入れも除外することができる。
第160条 ウガンダの公的債務は、統合基金及びその他のウガンダの公的基金の負担とする。
２ 本条の公的債務には、債務の利息、債務に関する償還基金の支払い、並びに債務の管理に付随する費用、料金及び経費が含まれる。