第161条【中央銀行】、第162条【中央銀行の職務】
第９章【財政】
【ウガンダ中央銀行】
第161条 ウガンダ銀行は、ウガンダの中央銀行であり、ウガンダの通貨を発行する唯一の権限を有する。
２ ウガンダ銀行の権限は、総裁、副総裁及び５名以下のその他の理事で構成される理事会に帰属するものとする。
３ 総裁、副総裁及びその他の全ての理事は、
（a）議会の同意を得て、大統領が任命する。
（b）任期は５年であるが、再任することができる。
４ 総裁職及び副総裁職はそれぞれ公職とし、総裁及び副総裁はそれぞれ理事会の議長及び副議長となる。
５ 総裁、副総裁及びその他の理事は、以下の事由によってのみ、大統領によって解任されるものとする。
（a）心身の衰弱に起因する職務執行の不能。
（b）不品行又は不正行為。
（c）能力不足
第162条 ウガンダ銀行は、以下の事項を行うものとする。
（a）ウガンダの通貨価値の安定を促進及び維持すること。
（b）ウガンダの経済発展のために、通貨制度を規制すること。
（c）銀行及び信用制度の効果的かつ効率的な運営を通じて、ウガンダの経済発展及び資源の効率的利用を奨励及び促進すること。
（d）本条に抵触しない範囲で、法律で定められたその他の全ての事項を行うこと。
２ ウガンダ銀行は、その職務を執行する際に、この憲法に従わなければならない。ただし、いかなる個人又は機関の指示又は統制にも服さないものとする。
３ 議会は、この憲法の規定に従い、ウガンダ銀行の職務を規定及び規制する法律を制定することができる。