第165条【公務委員会】、第166条【公務委員会の職務】
第10章【公務員】
【公務委員会】
第165条 公務委員会を設置する。
２ 委員会は、委員長、副委員長及び大統領が議会の同意を得て任命するその他の委員７名によって構成される。
３ 高い道徳性を有しかつ誠実であると認められる者でなければ、委員に任命される資格を有しない。
４ 以下の役職にある者は、委員に任命された際に、その役職を退くものとする。
（a）議会議員
（b）地域議会議員
（c）政党執行部又は政治組織の構成員。
（d）公務員
５ 委員の任期は４年であるが、再任することができる。ただし、この憲法に基づいて最初に任命される委員の４名は３年の任期として任命され、その任期は任命書に記載されるものとする。
６ 委員の報酬は、議会が定めるところにより、統合基金の負担とする。
７ 委員長及び副委員長が共に不在の場合、大統領は委員の一人を委員長に指名することができる。
８ 委員は、以下の事由によってのみ、大統領によって解任されるものとする。
（a）心身の衰弱に起因する職務執行の不能。
（b）不品行又は不正行為。
（c）能力不足
第166条 この憲法に別段の定めがある場合を除いて、公務委員会の職務は以下のとおりとする。
（a）憲法第172条の規定に基づく、大統領の職務の執行に助言すること。
（b）憲法第172条に規定するウガンダの公務員の任命、昇進及び懲戒管理を行うこと。
（c）公務員の勤務条件、服務規律、訓練及び資格並びに公務員の人事管理及び開発に関連する事項を審査し、政府に対して勧告すること。
（d）県業務委員会の指導及び調整。
（e）県業務委員会により任命された者の苦情の審議及び決定。
（f）この憲法又はその他の法律の定めるところにより、その他の職務を執行すること。
２ 公務委員会は、その職務の執行に際し、独立していなければならない。いかなる個人又は機関の指示又は統制にも服さないものとする。ただし、公務員に関する政府の政策に配慮しなければならない。
３ 委員会は、毎年、その職務の執行について、議会に報告しなければならない。
４ 議会は法律により、公務委員会に対し、この憲法又はその他の法律に基づくその職務を効果的かつ効率的に執行するための、規則を制定する権限を付与するものとする。