第179条【地方政府単位の境界】、第180条【地域議会】、第181条【地域議会の選挙】

第11章【地方政府】

第179条　この憲法の規定に従い、議会は、以下の事項を行うことができる。

（a）県の境界の変更。

（b）新しい県の創設。

２　県の境界を変更し、又は新しい県を創設するための措置は、議会の総議員の過半数の支持を得なければならない。

３　議会は法律により、県議会に、下位の地方行政単位の境界を変更し、県内に新しい地方行政単位を創設する権限を付与するものとする。

４　県又は行政単位の境界の変更又は創設のための措置は、効果的な行政の必要性及び業務を住民に近づける必要性に基づくものとし、通信手段、地理的特徴、人口密度、経済的存立及び関係住民の要望に配慮することができる。

第180条　地方政府は、その管轄区域内における最高の政治的権威であり、この憲法に従って行使される立法権及び行政権を有する地域議会に基礎を置くものとする。

２　議会は法律により、以下の事項を除く、地域議会の構成、資格、権限及び選挙手続を定めるものとする。

（a）地方政府の県知事に選出された者は、地域議会の議員となるものとする。

（b）地域議会の議員の３分の１を女性に割り当てるものとする。

（c）本条により制定されるいかなる法律も、この憲法の第32条の全ての社会的に疎外された集団に対するアファーマティブ・アクションを規定しなければならない。

（d）議会は、本項（b）及び（c）に関して、この憲法の第78条第２項に規定する見直しと同様の審査権を行使するものとする。

３　地域議会の議員は、ウガンダ市民でなければならない。

第181条　県は選挙管理委員会により選挙区に分割され、その選挙区は、選挙区の住民数が可能な限り等しくなるよう画定しなければならない。

２　選挙区の住民数は、通信手段、地理的特徴及び人口密度に配慮して、その他の選挙区よりも増加又は減少させることができる。

３　選挙区の画定は、副郡、町議会又は自治体の同等部分が、少なくとも１名によって県議会を代表することを保障しなければならない。

４　全ての地域議会は、５年毎に選挙されるものとする。
５　この憲法の第61条に従い、全ての地域議会の選挙は、選挙管理委員会が法律に従って決定する日に実施されるものとする。