第233条【指導者行動規範】、第234条【規範の執行】、第235条【規範違反による資格喪失】

第14章【指導者行動規範】

第233条　議会は法律により、議会が定める役職にある者のための指導者行動規範を定めるものとする。
２　指導者行動規範は、以下の内容を含むものとする。
（a）特定の役職者に対し、その収入、資産及び負債、並びにそれらをどのように取得したかについて、場合により申告を要求すること。
（b）以下の行為を禁止すること。
　（i）特定の役職員の信義、公平及び誠実性を損なう恐れのある行為。
　（ii）公務の腐敗に至る恐れのある行為。
　（iii）公共の利益、福祉又は善き統治を害する行為。
（c）規範の違反に対して課される罰則を規定すること。ただし、当該違反に対して規定されている刑事罰の適用を妨げるものではない。
（d）規範の効果的な執行を保障するための権限、手続き及び実務を規定すること。
（e）公務における信義、公正、公平及び誠実性の促進及び維持並びに公的基金及びその他の公的財産の保護を保障するために必要なその他の規定を設けること。

第234条　指導者行動規範は、政府監察局又は議会が法律で定めるその他の機関によって執行されるものとする。

第235条　議会は法律により、行動規範の違反を理由に罷免又は解任された者は、任命制か選挙制かにかかわらず、一般的に又は所定の期間、その他の公職に就く資格を失うことを規定することができる。

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