第242条【土地の利用】、第243条【土地裁判】、第244条【鉱物及び石油】

第15章【土地及び環境】

【一般規定】

第242条　政府は、議会が制定する法律及び随時策定される政策に基づき、土地の利用を規制することができる。

第243条　議会は法律により、土地裁判の設置について定めるものとする。
２　土地裁判の管轄は、以下の事項を含むものとする。
（a）個人、ウガンダ土地委員会又は土地に関する責任を有するその他の機関による土地の譲渡、賃貸借、差押え、移転又は取得に関する紛争の決定。
（b）取得された土地に対して支払われるべき補償金の額に関するあらゆる紛争の決定。
３　本条に基づき設置された土地裁判の裁判長は、本条第１項の目的のために制定された法律に基づき、司法公務委員会の助言に基づき任命されるものとする。
４　土地裁判の裁判官は、本条に基づき議会が制定する法律により定められた条件に基づき、その職に就くものとする。
５　本条に基づき制定される法律は、土地裁判の実務及び手続きを規定することができる。土地裁判の決定に対する、裁判所への上訴権について規定するものとする。

第244条　この憲法の第26条に従い、ウガンダの土地又は水域に存在する、あらゆる鉱物及び石油の財産権並びにその支配権は、ウガンダ共和国を代表する政府に帰属する。
２　本条に従い、議会は、以下の事項を規制する法律を制定するものとする。
（a）鉱物及び石油資源の開発。
（b）鉱物及び石油資源の開発から生じる利用料の分配。
（c）鉱物及び石油資源の開発から生じる補償金の支払いの条件。
（d）荒廃した土地の復旧に関する条件。
３　鉱物、鉱石及び石油資源は、個人の土地所有者、地方政府及び政府の利益に配慮して開発しなければならない。
４　本条において、
「鉱物」とは、石油以外の物質で、固体、液体又は気体の状態で地球に自然に存在し、地質学的に形成されたものを意味する。
「石油」とは、以下の物質を意味する。
（a）気体、液体又は固体の状態で、自然に発生するあらゆる炭化水素。
（b）気体、液体又は固体の状態で、自然に発生するあらゆる炭化水素の混合物。
（c）自然に発生する１種類以上の炭化水素（気体、液体又は固体の状態）及びその他の物質の混合物。（a）、（b）又は（c）に定義される石油のうち、自然の貯留層に戻されたものを含むが、石炭、頁岩又は石炭若しくは頁岩から抽出され得るものは含まない。
５　本条において「鉱物」は、粘土、ムラム、砂又は建築物若しくは類似の目的に通常使用される石材を含まない。
６　議会は、商業目的の開発の場合に、本条に基づく鉱物の定義から除外される物質の開発を規制することができる。

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