第41条【情報へのアクセス権】、第42条【行政上の決定において公正な処遇を受ける権利】、第43条【基本的人権並びにその他の人権及び自由に対する一般的な制限】
第４章【基本的人権並びにその他の人権及び自由の保護及び推進】
【総則】
第41条 全ての市民は、国家又は国家機関が所有する情報にアクセスする権利を有する。ただし、その情報の公開が国家の安全若しくは主権を損なう恐れがある場合、又は他の者のプライバシー権を侵害する恐れがある場合は、この限りでない。
２ 議会は、本条第１項に規定する情報の種類及び当該情報へアクセスするための手続きを定める法律を制定する。
第42条 何人も、行政官又は行政機関に対し、公正かつ公平に処遇される権利を有し、自己に対する行政上の決定について裁判所に提訴する権利を有する。
第43条 何人も、本章に規定する権利及び自由を享受する際に、他の者の基本的人権並びにその他の人権及び自由又は公共の利益を害してはならない。
２ 本条における公共の利益は、以下の事項を認めるものではない。
（a）政治的迫害
（b）裁判によらない抑留。
（c）本章に規定する権利及び自由の享受に対する、自由及び民主的な社会において許容され、明白に正当化される程度、又はこの憲法に規定する程度を超える制限。