第69条【政治制度】、第70条【運動政治制度】、第71条【複数政党政治制度】

第５章【国民の代表】

第69条　ウガンダ国民は、自由かつ公正な選挙又は国民投票により、政治制度を選択及び採用する権利を有する。

２　本条第１項の政治制度には、以下の事項が含まれる。

（a）運動政治制度

（b）複数政党政治制度

（c）その他の民主的かつ代表制の政治制度。

第70条　運動政治制度は、幅広い基盤の、包括的かつ無党派的で、以下の原則に従うものである。

（a）参加型民主主義

（b）民主主義、説明責任及び透明性。

（c）全ての市民が全ての指導的地位にアクセス可能であること。

（d）政治的役職に選出されるための基礎としての個人の能力。

２　議会は、以下の事項を行うことができる。

（a）運動政治制度における機関を創設し、その役割を規定すること。

（b）その他、必要と認められる運動政治制度の民主的原則を随時規定すること。

第71条　複数政党政治制度における政党は、以下の原則に従わなければならない。

（a）全ての政党は、国民的性質を有しなければならない。

（b）政党の構成は、性別、民族、宗教又はその他の区分に基づいてはならない。

（c）政党の内部組織は、この憲法で定められた民主主義の原則に従わなければならない。

（d）政党の国内機関の構成員は、本条（a）及び（b）の規定に従い、性別に十分配慮して、ウガンダ市民から定期的に選出されるものとする。

（e）政党はその資金及び資産の財源及び使用について、説明責任を負うことを法律で求められるものとする。

（f）何人も、組織又は利益団体に所属することを理由に、特定の政党に加入することを強制されない。
２　議会は法律により、政治的組織及び政党の行動規範を定め、議会が定める職務を有する、政党及び組織のための全国協議会の設置を規定するものとする。