第72条【政治的組織を結成する権利】、第73条【政治的組織の規制】、第74条【国民投票又は選挙による政治制度の変更】

第５章【国民の代表】

第72条　この憲法の規定に従い、政党及びその他の政治的組織を結成する権利は保障される。

２　組織はこの憲法が定める原則に適合し、登録されなければ、政党又は政治的組織として活動してはならない。

３　議会は法律により、政治的組織の資金調達及び活動を規制するものとする。

４　何人も、政治的組織又は政党から独立して、候補者として選挙に立候補する自由を有する。
５　議会は法律により、独立した候補者として政治的役職を求める個人の、選挙への参加及びその資金調達の方法を規制するものとする。

第73条　この憲法の規定に従い、この憲法の第29条第１項（e）及び第43条の規定にかかわらず、この憲法に規定するいずれかの政治制度が採用されている間、他の政治制度を採用する組織は、議会が法律で定めるところにより、その規制の下に存続することができる。

２　本条に基づく規制は、採用された政治制度の運営を可能にするために必要な限度を超えてはならない。

第74条　以下の場合、政治体制を変更する目的で、国民投票が行われるものとする。

（a）議会総議員の半数以上の賛成による決議で請求された場合。

（b）全ての県議会の２分の１以上で、総議員の過半数の賛成による決議で請求された場合。

（c）この憲法の第78条第１項（a）に基づき代表を直接選挙で選出することが求められる選挙区の３分の２以上で、それぞれ登録有権者の10分の１以上による選挙管理委員会への請願があった場合。

２　政治制度は、議会及び県議会で選出された国民の代表によって変更することができる。この場合、全ての県議会の半数以上で、総議員の３分の２以上の賛成による請願に基づき、総議員の３分の２以上の賛成による議会の決議による。

３　政治制度の変更を目的とする決議又は請願は、議会の任期の４年目に限り行うことができる。