第88条【議会の定足数】、第89条【議会の議決】、第90条【議会の委員会】

第６章【立法府】

【議会の手続き】

第88条　議会の定足数は、この憲法の第94条に基づき制定された議会の手続規則により定めるものとする。
２　疑義を回避するため、議会の手続規則では、目的別に異なる定足数を定めることができる。

第89条　この憲法又はこの憲法に適合する法律に別段の定めのある場合を除いて、議会の決定に付する議案は、この憲法の第94条に基づいて議会が制定する手続規則に規定する方法により、出席議員の過半数の投票によって議決するものとする。

２　議会の議長は原投票及び決定票を有しないものとし、議会におけるいかなる議案についても、その投票が等しく二分された場合、その動議は否決されるものとする。

第90条　議会は、その職務を効率的に執行するため、必要な委員会を設置するものとする。
２　議会は手続規則により、委員会の権限、構成及び職務を定めるものとする。
３　本条に基づく職務の執行に際し、議会の委員会は、
（a）大臣、公職にある者及び私人に対し、書類を提出させ、又は証拠の提出のために出頭を求めることができる。
（b）その職務の執行を補助するために、議会議員を共同して選任し、又は有資格者を雇用することができる。
（c）以下の事項に関して、高等裁判所と同等の権限を有する。
　（i）証人の出頭を強制し、宣誓、誓約又はその他の方法により証人を尋問すること。
　（ii）文書の提出を強制すること。
　（iii）外国における証人尋問の嘱託又は依頼を発行すること。

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