第131条【最高裁判所の上訴管轄権】、第132条【最高裁判所の監督権】、第133条【最高裁判所の決定の見直し】

第11章【司法府】

第131条　以下の事項に関する控訴裁判所の判決に対して、最高裁判所へ上告することができるものとする。

（a）高等裁判所又は州裁判所の原判決から控訴裁判所に控訴された民事又は刑事事件における権利。

（b）高等裁判所又は州裁判所より下位の裁判所において訴訟が開始され、控訴裁判所が法律の実質的な問題を含むか、又は公共の利益に関するものであると認める場合、控訴裁判所の許可を得て上告されるその他の事件。

２　本条第１項の規定にかかわらず、最高裁判所は、民事又は刑事のあらゆる事件に関して、最高裁判所への上告の特別許可の申請を受理し、許可することができるものとする。

３　最高裁判所は、高等裁判所の重大な反逆罪又は反逆罪の有罪判決等に関する事項について、控訴裁判所を排除して、上訴権を有するものとする。

４　全国首長会議の司法委員会の決定に対する上訴は、司法委員会又は最高裁判所の許可を得て、最高裁判所に提起するものとする。

第132条　最高裁判所は、全ての裁判所及び裁定機関に対する監督権を有し、監督権の行使を強制又は保障するため、命令及び指示をすることができるものとする。

第133条　最高裁判所はその決定について、裁判所規則の定める理由及び条件に従い、見直すことができるものとする。

２　最高裁判所は、本条に基づく決定の見直しを行う場合、７人以上の裁判官によって構成されるものとする。