第231条【市民教育のための国家委員会の設置】、第232条【委員会の構成】、第233条【委員会の職務】

第19章【市民教育のための国家委員会】

第231条　この憲法の施行後、議会の最初の会議が開かれてから６か月以内に、議会の法律により、市民教育のための国家委員会を設置するものとする。本章において、「委員会」と表記するものとする。

第232条　委員会は、委員長、副委員長２名及びその他の委員４名により、構成されるものとする。

２　委員は、国務会議の助言に基づき、大統領が任命するものとする。

３　委員は、議会議員の被選挙権を有する者でなければならない。

４　委員は、いかなる政党の役職にも就いていない者でなければならない。

第233条　委員会の職務は、以下のとおりとする。

（a）ガーナ国民の基本法であるこの憲法の原則及び目的に対する認知を、社会に醸成及び維持すること。

（b）あらゆる種類の濫用及び違反から常にこの憲法を擁護することを、国民に教育及び奨励すること。

（c）この憲法の目的を実現するための国家、州及び郡単位のプログラムを、随時、政府の審議のために策定すること。

（d）ガーナ市民に自由な国民としての市民的責任の自覚、並びに権利及び義務の理解を培うためのプログラムを策定、実施及び監視すること。

（e）議会の定めるその他の職務。