R3年度第2回高認化学基礎大問1解説
大問1【化学と人間生活】
問1【食品添加物】
食品添加物とその主な作用・着色料:色をつける
・甘味料:甘味をつける
・保存料:腐敗の防止
・乳化剤:水と油を混ぜる
・酸化防止剤:酸化の防止
問2【乾燥空気の組成(体積パーセント)】
乾燥空気は混合物に分類され、含まれる気体の多い順に窒素がおよそ78%、次いで酸素がおよそ21%となる。また、残りのおよそ1%のうちもっとも多い気体はアルゴンで、次に二酸化炭素となる。
問3【炭素、酸素、硫黄(同素体)】
同じ元素からなる単体で性質の異なる物質どうしを互いに同素体という。炭素、酸素、硫黄には同素体が存在する。
この3種類の元素はすべて非金属元素に属し、常温(25℃)、$1.01 \times 10^5$Paで単体が気体として存在する物質の元素は、このうち1種類(酸素)である。
問4【塩化ナトリウムと硝酸カリウムの溶解度(再結晶)】
次の図は塩化ナトリウムと硝酸カリウムの溶解度(100gの水に溶ける溶質の最大質量)と温度の関係を表したグラフである。 温度による溶解度の差を利用し、ある物質だけ析出させて分離する方法を再結晶という。例えば、塩化ナトリウム10gと硝酸カリウム90gの混合物を60℃の水100gに溶かして、温度を30℃まで下げると硝酸カリウムだけが析出する。