第113条【内閣】、第114条【内閣の職務】、第115条【閣議の手続き】
第７編【行政府】
【閣僚】
第113条 内閣を設置する。内閣は、以下の者によって構成されるものとする。
（a）大統領
（b）副大統領
（c）大臣
（d）司法長官。職権による閣僚とする。
第114条 内閣の職務は、以下の事項である。
（a）政府の政策を承認し、実施させること。
（b）政府法案の国民議会への提出を承認すること。
（c）国家予算を承認し、国民議会に提出させること。
（d）国際協定及び条約の締結及び批准を国民議会に勧告すること。
（e）国民議会の承認を得るために、以下の事項を勧告すること。
（i）国家が契約する借入金。
（ii）国家機関又はその他の機関が契約する借入金の保証。
（f）行政府の職務の遂行に関する事項について大統領に助言すること。
２ 内閣は、閣議決定について連帯責任を負うものとする。
第115条 本条に従い、内閣はその手続きを自ら規定するものとする。
２ 内閣は、第114条に規定する職務を遂行するために、毎月１回以上閣議を開催するものとする。
３ 内閣官房長官は、大統領と協議した上で、閣議を招集するものとする。
４ 閣議は、以下の者が主宰するものとする。
（a）大統領
（b）大統領が欠席の場合は、副大統領。
（c）副大統領が欠席の場合は、大統領が任命する閣僚。
５ 大統領が閣議を主宰する閣僚を任命できない場合、その閣議に出席した閣僚は、その中から閣議を主宰する者を選任することができる。
６ 大統領は、内閣官房長官と協議した上で、出席が必要な者を閣議に出席させ、その審議に参加させることができる。ただし、その者は投票権を有しないものとする。