第124条【政府資産の移転】、第125条【国家歳入基金】、第126条【歳出予算】

第16章【財政】

第124条　附則５に記載される資産は、独立の日にナミビア政府に帰属するものとする。

第125条　1979年財政監査布告（1979年布告第85号）第３条及び1985年布告第R101号第31条第１項に基づき設置された、南西アフリカの委任統治領の中央歳入基金は、ナミビア共和国の国家歳入基金として存続するものとする。

２　中央政府に帰属する全ての収入は国家歳入基金に預託され、その処分権限はナミビア政府に帰属するものとする。

３　本条第２項に含まれるいかなる規定も、以下の事項を規定する法律の制定又は適用を妨げるものではない。

（a）政府は、特別の目的のために指定された基金に、政府に帰属する特定の資金を納付するものとする。

（b）国家に帰属する資金が納入された団体又は機関は、その団体又は機関の経費を賄うために、資金の全部又は一部を保有することができる。

（c）必要な場合には、州及び地方政府に補助金を配分する。

４　議会法に基づく場合を除いて、国家歳入基金から資金を引き出してはならない。

５　政府以外のいかなる機関又は個人も、国家歳入基金から資金を引き出す権限を有しないものとする。

第126条　財政を所管する大臣は、毎年１回以上、その後必要な中間段階において、予定会計年度の歳入、歳出及び収入の予算を、国民議会の審議のために提出するものとする。

２　国民議会は、随時、国家の財政需要を満たすために必要であると認める場合に、その予算を審議し、これに基づき歳出予算法を可決するものとする。