第42条【大臣及び副大臣】、第43条【大臣及び副大臣の任期】、第44条【内閣】
第４章【行政府】
第２節【内閣】
第42条 政府の大臣を置く（６人以内、又は議会が随時定めるその他の人数）。大臣は、国会により、又は国会法の規定に従い大統領により設置することができる。
２ 政府の副大臣を置く（３人以内、又は議会が随時定めるその他の人数）。副大臣は、国会により、又は国会法の規定に従い大統領により設置することができる。
３ 大臣又は副大臣の任命は、国民議会議員の中から大統領が行うものとする。ただし、
（i）国民議会議員ではないけれど、その選挙資格を有する者の中から、４人以内の大臣又は副大臣を任命することができる。
（ii）国会の解散中に大臣又は副大臣を任命する事態が生じた場合、解散前に国民議会議員であった者を大臣又は副大臣に任命することができる。
第43条 大臣又は副大臣の職は、以下の場合に欠員となるものとする。
（a）国民議会議員の中から任命された大臣若しくは副大臣の場合、又は国民議会議員でない者の中から任命された大臣若しくは副大臣で、その任命の日から４か月を経過する前に国民議会議員となった場合、
（i）国民議会の解散以外の理由により国民議会議員でなくなった場合。
（ii）総選挙後の最初の国民議会の会議において、その者が国民議会議員でない場合。
（b）国民議会議員でない者の中から任命された大臣又は副大臣補の場合、その任命の日から４か月を経過する前に、
（i）国民議会議員であったならば、その議席を失うような事情が生じた場合（国民議会の解散を除く）。
（ii）国民議会議員にならなかった場合。
（c）その者が大統領によって解任された場合。
（d）大統領に就任したとき。
第44条 内閣を設置する。内閣は、大統領、副大統領及び大臣によって構成されるものとする。
２ 閣議は、以下の者が主宰するものとする。
（a）大統領
（b）大統領が不在の場合は、副大統領。
（c）大統領及び副大統領が不在の場合は、大統領が指名する大臣。
３ 内閣は、閣僚に欠員があっても活動することができる。