第47条【大統領の任務】、第48条【軍の指揮】、第49条【副大統領の任務】
第４章【行政府】
第３節【行政府の任務】
第47条 ボツワナの行政権は大統領に帰属し、この憲法の規定に従い、大統領が直接、又は大統領に服属する公務員を通して行使するものとする。
２ 大統領は、この憲法又はその他の法律により付与された職務を執行する際に、特別の定めがある場合を除いて、自己の慎重な判断に基づいて行動し、その他の個人又は機関から提供される助言に従う義務を負わないものとする。
３ 本条のいかなる規定も、国会が、大統領以外の個人又は機関に職務を付与することを妨げるものではない。
第48条 共和国軍の最高指揮権は大統領に帰属し、大統領は最高司令官の地位にあるものとする。
２ 本条第１項により大統領に付与される権限は、以下の事項を含むものとする。
（a）軍の運用を決定する権限。
（b）軍の隊員を任命し、昇任させ、及び解職する権限。
３ 大統領は、書面による指示により、適当と認める条件に従い、本条第２項に規定する権限を軍の隊員に委任することができる。
４ 国会は、本条に基づき付与された権限の行使を規制することができる。
第49条 副大統領は、大統領の行政上の職務を遂行する際の首席補佐官であり、大統領の指示に基づき、大統領が割り当てるボツワナ政府の業務（政府の部局の管理を含む）に責任を負うものとする。