第57条【国会】、第58条【国民議会の構成】、第59条【議長】
第５章【国会】
第１節【構成】
第57条 ボツワナに国会を設置する。国会は、大統領及び国民議会によって構成されるものとする。
第58条 大統領は、職権による国民議会議員であり、国民議会の全ての議事において発言及び投票する権利を有するものとする。
２ 国民議会は、大統領に加えて、以下の者によって構成されるものとする。
（a）この憲法の規定及び国会法の規定に従って選出される57人の選出議員。
（b）この憲法の附則１及び国会法の規定に従って選出される６人の特別選出議員。
３ 国民議会議員でない者が国民議会の議長に選出された場合、その者は、その職に就くことにより、本条第１項及び第２項に規定する議員に加えて、国民議会議員となるものとする。
第59条 国民議会に議長を置く。議長は、国民議会議員である者又は国民議会議員でない者の中から、国民議会議員によって選挙されるものとする。
２ 大統領、副大統領、大臣、副大臣又は公務員は、議長に選出される資格を有しないものとする。
３ 議長職は、以下の場合に欠員となるものとする。
（a）国民議会議員の中から選出された議長が、国会の解散を理由とする場合を除いて、国民議会議員でなくなった場合、又はこの憲法の第68条第２項から第３項までの規定により、国民議会議員としての職務の遂行を終了するよう要求された場合。
（b）議長でなかったならば、議長として選出される資格を失うような事情が生じた場合。
（c）国会の解散後、国民議会が最初に開催されるとき。
（d）国民議会の総議員の３分の２以上の賛成による決議によって解任された場合。
４ 議長職が欠員となったときは、国民議会においていかなる議事も処理してはならない（議長職の選挙を除く）。