第86条【国民議会における大統領の演説及びメッセージ】、第87条【問責決議】、第88条【請願及び陳情の権利】

第６編【立法府】

第86条　大統領は毎年２回以上、国民議会に出席し、演説するものとする。

２　大統領は議会の会期中いつでも、国民議会にメッセージを送付することができる。このメッセージは、政府案件責任者又は大統領が指名する大臣が読み上げるものとする。

第87条　国民議会は、議会議員が大臣又は州担当大臣の行為又は職務遂行に不服がある場合、その大臣又は州担当大臣を問責することができる。

２　大臣又は州担当大臣の問責手続は、議会議員の３分の１以上が署名し、動議を支持する理由を記載した動議通知書を、議長に提出することによって開始される。

３　議長は、第２項に従って提出された動議通知書を受理したときは、その写しを大臣又は州担当大臣に交付するものとする。

４　大臣又は州担当大臣の問責の動議通知書は、議長に提出された日から７日を経過した後でなければ、審議することができない。

５　国民議会は、議会議員の３分の２以上の賛成により、大臣又は州担当大臣に対する問責決議案を可決することができる。

第88条　市民は、国民議会に対して法律の制定、修正又は廃止を請願することができる。

２　市民は、国民議会の審議、発言又は決定について意見を述べることができる。

３　本条における請願及び意見陳述の方法を定めるものとする。