第89条【憲法の改正】
第５章【国会】
第４節【国会の権限】
第89条 本条の規定に従い、国会はこの憲法を改正することができる。
２ 本条に基づく国会法に関する法案は、その条文が、法案が提出される30日以上前に官報に掲載されなければ、国民議会に提出されないものとする。
３ 以下の規定を改正する範囲において、
（a）第２章、第30条から第44条まで、第47条から第51条まで、第56条、第77条から第79条まで、第85条、第７章、第117条から第120条まで、第127条。本号に規定する条項への適用において。
（b）第57条、第63条から第66条まで、第86条から第89条まで、第90条第２項及び第３項、第91条第２項、第３項、第４項及び第５項、第92条、第６章、第127条。本号に規定する条項への適用において。
本条に基づく国会法に関する法案は、以下の場合を除いて、国民議会で可決してはならない。
（i）国民議会における法案の最終投票は、国民議会における前回の投票から３か月以上経過した後に行われること。
（ii）最終投票において、法案は、国民議会の総議員の３分の２以上の賛成によって支持されること。
４ 本条第３項（b）に規定する条項を改正する範囲において、いかなる法案も、国民議会で可決された後、国民議会の選出議員の選挙において投票資格を有する選挙人に提出され、国会の定める方法による投票において、投票した選挙人の過半数がその法案に賛成しない限り、大統領の承認を得るために提出されないものとする。
５ 本条において、
（a）この憲法の条項への言及は、その条項を改正する法律の条項への言及を含む。
（b）この憲法の条項の改正への言及は、その条項の修正、変更又は再制定（修正の有無は問わない）、その条項の停止又は廃止、及びそれに代わる別の条項の制定を含む。