R4年度第1回高認化学基礎大問5解説
大問5【化学反応】
問1【酢酸の性質】
酢酸に関する記述として最も適するものはどれか。・弱酸である。
問2【中和反応】
酸と塩基が反応したとき、過不足なく中和する組合せとして正しいものはどれか。① 2molの$\mathrm{HCl}$と1molの$\mathrm{NaOH}$($\mathrm{HCl}$が1mol多い。よって、間違っている。×)
② 1molの$\mathrm{H_2 SO_4}$と1molの$\mathrm{NaOH}$($\mathrm{NaOH}$が1mol少ない。よって、間違っている。×)
③ 1molの$\mathrm{CH_3 COOH}$と2molの$\mathrm{NH_3}$($\mathrm{CH_3 COOH}$が1mol少ない。よって、間違っている。×)
④ 1molの$\mathrm{HNO_3}$と1molの$\mathrm{NH_3}$(過不足なく中和する。よって、正しい。○)
⑤ 3molの$\mathrm{H_3 PO_4}$と2molの$\mathrm{Ca(OH)_2}$(2molの$\mathrm{H_3 PO_4}$と3molの$\mathrm{Ca(OH)_2}$であれば、過不足なく中和する。よって、間違っている。×)
問3【硝酸銀水溶液と銅の反応】
硝酸銀水溶液は無色の水溶液である。この水溶液に銅板を入れると、銅板に銀が析出し、溶液は徐々に青色に変化していく。問4【アルミニウムの製錬】
イオン化傾向が小さい金は単体としても産出されるが、イオン化傾向が大きいアルミニウムは酸化物として産出される。そのため、アルミニウムを利用するために酸化物から単体を取り出す必要がある。アルミニウムの原料はボーキサイトとよばれる鉱石であり、このボーキサイトを精製するとアルミナとよばれる純粋な酸化アルミニウムが得られる。さらにアルミナを高温にして融解し電気分解することによってアルミニウムイオンが還元されアルミニウムの単体を得ることができる。この電気分解を溶融塩電解(融解塩電解)という。
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