R6年度第1回高認数学問6解説
問6
(1)【平均値、中央値、最頻値、範囲】
あるテストにおいて、全員の点数に10点を加点すると、平均値、中央値、最頻値は10(点)大きくなるけれど、範囲は変わらない。範囲は、$\text{最大値} - \text{最小値}$である。
(2)【四分位範囲、分散】
・1回目中央値(第2四分位数)は$\dfrac{20 + 21}{2} = 20.5$、第1四分位数は18、第3四分位数は22、四分位範囲は$22 - 18 = 4$である。
・2回目
中央値(第2四分位数)は$\dfrac{20 + 21}{2} = 20.5$、第1四分位数は20、第3四分位数は21、四分位範囲は$21 - 20 = 1$である。よって、四分位範囲は異なり、分散が大きい1回目の方がばらつきが大きい。(③)
(3)【相関係数】
Aのデータを入れると、相関係数は0.97より小さくなる。(②)(4)【仮説検定】
200セットのうち30枚以上表が出るセット数の割合は$\dfrac{7 + 7 + 3 + 1 + 1}{200} = \dfrac{19}{200} = \dfrac{9.5}{100} = 0.095 > 0.05$
“「消しゴムAの方が消しやすい」と回答するか、しないかは偶然によって決まる”という仮説は、誤っていると判断できない。
よって、「消しゴムAの方が消しやすい」とはいえない(偶然である可能性を否定できない)。(②)
・令和6年度第1回高認数学過去問解説に戻る。