R6年度第2回高認化学基礎大問2解説
大問2【物質と化学結合】
問1【イオン結晶の性質】
次のイオン結晶の一般的な性質を述べた(ア)~(ウ)の記述について、正誤の組合せとして正しいものはどれか。(ア)イオン結合は弱い結合なので、融点が低い。(誤)
(イ)硬いが、外部から強い力が加わると特定の方向に割れやすい。(正)
(ウ)固体は電気をよく通す。(誤)
問2【共有結合(塩素)】
次の文中の空欄に当てはまる語句の組合せとして正しいものはどれか。塩素分子\mathrm{Cl_2}の2つの原子は互いの【価電子】を共有しており、それぞれの塩素原子の電子配置はアルゴン原子\mathrm{Ar}と同じである。
このような結合を【共有】結合という。
問3【共有結合(ダイヤモンド)】
次の文中の空欄に当てはまる語句の組合せとして正しいものはどれか。ダイヤモンドは【共有結合の結晶】で炭素原子が4個の価電子をすべて使って結合している。
結晶全体が強く結びついているため、融点が非常に高く、きわめて硬い。
結晶を構成する炭素原子の数は決まっていないので、化学式で表すときは【組成式】を用いる。
問4【金属結晶】
次の文中の空欄に当てはまる語句の組合せとして正しいものはどれか。金属結晶では、価電子が特定の原子にとどまることなく自由に移動できる。
このような電子を【自由電子】といい、【自由電子】によってできる結合を金属結合という。
したがって、金属結晶は電気を【通す】。
・令和6年度第2回高認化学基礎過去問解説に戻る。