R6年度第1回高認化学基礎大問3解説
大問3【物質量と化学反応式】
問1【分子量(二酸化炭素)】
二酸化炭素$\mathrm{CO_2}$の分子量として、正しいものはどれか。ただし、原子量は$\mathrm{C} = 12, \mathrm{O} = 16$とする。
・$12 + 16 \times 2 = 12 + 32 = 44$
問2【物質量(酸素)】
次の(ア)~(ウ)の記述で酸素$\mathrm{O_2}$の物質量が1molであるものをすべて選ぶとき、正しいものはどれか。ただし、原子量は$\mathrm{O} = 16$とする。
(ア)質量が16gである酸素$\mathrm{O_2}$の物質量
・酸素$\mathrm{O_2}$の分子量は$16 \times 2 = 32$
$\dfrac{16}{32} = \dfrac{1}{2} = 0.5$(mol)
(イ)標準状態(0℃、$1.013 \times 10^5$Pa)で体積が22.4Lを示す酸素$\mathrm{O_2}$の物質量
$\dfrac{22.4}{22.4} = 1$(mol)
(ウ)$6.0 \times 10^{23}$個の酸素$\mathrm{O_2}$の物質量
$\dfrac{6.0 \times 10^{23}}{6.0 \times 10^{23}} = 1$(mol)
問3【イオン反応式】
次の図は食塩水に硝酸銀水溶液を加えたとき、白色の塩化銀の沈殿ができる様子を模式的に表したものである。この反応を表すイオン反応式として、最も適当なものはどれか。
なお、イオン反応式とは、反応に関係しないイオンを消去し、反応に関係したイオンのみを書き表したものである。・$\mathrm{Cl^-} + \mathrm{Ag^+} \longrightarrow \mathrm{AgCl}$
問4【メタンの燃焼】
メタン$\mathrm{CH_4}$が完全燃焼するときの化学反応式は次のように表される。$\mathrm{CH_4} + 2\mathrm{O_2} \longrightarrow \mathrm{CO_2} + 2\mathrm{H_2 O}$
メタン3Lと酸素8Lを混合し、メタンを完全燃焼させたとき、反応せずに残る物質とその体積の組合せとして、正しいものはどれか。
ただし、気体の体積は標準状態(0℃、$1.013 \times 10^5$Pa)のものとする。
・反応せずに残る物質:酸素、体積:2L
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