【珍説】イエスのTS機関【メモ】
1 珍説のメモ
最初に、この記事は、思いついた珍説をメモしただけのものであることを強調しておきたい。キリスト教を真剣に信仰している人が偶然この記事を読んで、本気で怒ると困るからである。
最近、眠れない静かな夜に新約聖書を読んでいる。
・新約聖書はライトノベルとしておもしろい。:https://tanakah17191928.blogspot.com/2025/06/blog-post_24.html
そのときに思いついた珍説である。
2 奇跡の担当機関TS
イエスが行った奇跡の一部は、TS機関が演出したものであったと仮定してみる。TSはTrue Shadowの略である。
12使徒をはじめとする表の機関をCabinetとすると、TSは、それに対するShadow Cabinetであるけれど、Shadow Cabinetと呼ぶと語弊がある。
なぜならば、TSは財務と実務を掌握した上で、裏で暗躍していたからである。
よって、この機関を、以下TS(True Shadow)と略することとする。
3 奇跡の説明
(1)パンや魚を増やす
イエス教団が大きくなると、TS機関が管理する財産も莫大なものとなった。TS機関は、その莫大な財産を駆使して、秘密裏にイエスの指示を忠実に実行したものと思われる。
(2)病気や精神障害の治療
さすがに、全ての病人や精神障害者を治癒することはできなかった。しかし、心理的要因による病気や障害の一部を、ある程度治癒することに成功したと思われる。
たとえば、病人や精神障害者が1000人いたとする。
そのうちの少なくとも3%が治癒したとすると、30人が奇跡によって治ったことになる。
残りの970人に対して、教団が食べ物を支給したりして生活を保障すれば、たとえ完全に治癒されなかったとしても、文句を言って騒ぎ立てたりはしないだろう。
それでも騒ぎ立てる者がいた場合には、TS機関が・・・(以下省略)。
(3)死者の蘇生
二つの可能性が考えられる。一つは、死にかけていたけどまだ死んでいなかった人が、奇跡的に回復した場合。
もう一つは、TS機関による自作自演説。
自作自演説を詳述すると、キリスト教を真剣に信仰している人が本気で怒るかもしれないので自粛します。
(4)イエスの死と復活
これについて、以下で詳述する。4 イエスの死と復活
自作自演で説明してみる。エルサレムにおける既存の宗教勢力や権力者たちと対立し、命を狙われることとなったイエスのために、TS機関は起死回生の秘策を立案し、実行に移した。
すなわち、一度処刑されてしまい、その後に復活するという秘策である。
この秘策は、一つ間違えればイエスが本当に殺されてしまう、非常に危険な賭けであった。
イエス自身も、これについて相当悩まれたに違いない。
しかし、このままではいずれ捕まって殺されてしまう。
一か八か、やるしかない。
この危険な秘策を実行したTS機関の首謀者は、表では財務を担当する金庫番であり、裏ではTS機関の長であった、イスカリオテのユダだ。
ユダが裏切ったふりをしてイエスを引き渡し、その後、イエスは十字架にかけられた。
TS機関は、十字架にかけられたイエスに、仮死状態となる薬が入ったぶどう酒を飲ませることに成功した。
そして仮死状態となったイエスの体を、教団に好意的だったエルサレムの議員を利用して回収したのである。
5 その後
その後のイエスの余生は分からない。しばらく、教団で弟子たちと共に過ごしたのかもしれない。
しかし、イエスの死と復活の後に、教団の弟子たちは急成長することとなった。
イエスの死に感化されたのか、担わされた役割が彼らを成長させたのか・・・
青は藍より出でて藍より青し。
イスラエルだけでなく、外国の異邦人に宣教する弟子まで現れた。
イエスとTS機関の幹部は、花の都ローマで余生を過ごしたと空想することもできはしまいか。
ちなみに、イスカリオテのユダは口封じのために別のTS機関幹部によって殺害されたのかもしれないし、狂信的な信徒によってリンチされたのかもしれない。
いずれにしても、私の根拠のない空想はここまでとしたい。
以上をライトノベルにでもしようかと思ったけれど、まじめなキリスト教信者に本気で怒られそうなので思いとどまった次第である。
6 追記
和文でコリント人への手紙まで読んだけれど、どうやらイエスの死と復活はキリスト教の核心であるらしい。キリスト教を信じることはイエスの死と復活を信じることであり、イエスの死と復活を信じないのはキリスト教を信じないことと同義であるようだ。
イエスの死と復活を否定すれば、キリスト教は宗教ではなく哲学となり、新約聖書は経典ではなく、単なる歴史的な文献資料となってしまう。
僕は、そうとは知らずにキリスト教の本質に迫っていたようである。
宗教として信じるか信じないかは棚上げして、もう少し研究を進めてみようと思う。