『妖怪保護活動家・氷室忍(1)【妖怪・センベロ】』第2章
妖怪保護活動家・氷室忍が、豊橋の広小路通りで妖怪・センベロを保護するの巻
第2章 愛知県警妖怪対策課
増え続ける妖怪による迷惑行為に対して、国や愛知県はその対策に動き出した。関係する法律が改正され、愛知県警に妖怪対策課が設置された。
東三河の各警察署に妖怪対策の課や係が設置され、東三河の妖怪は最近になってようやく減少してきた。
しかし、妖怪は根絶されたわけではない。
時々、妖怪による迷惑行為が発生し、地域のニュースになったりしていた。
ハルカは広小路通りをぶらぶら歩いていた。
今日は散歩がてら、すき家で牛丼を食べたり、精文館で本を読んだりしたのだ。
通りを歩きながら、今度は喫茶店でコーヒーでも飲もうかと思い、喫茶店を探していた。
その時、向こうから怪しい人影がフラフラと近付いてきた。
そして、その怪しい人影はハルカの近くまで来ると、彼女に抱きついてきた。
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