『永遠の旅人・神無月京介(4)【長野メイ編】』第2章
大人気若手女優・長野メイがバイクで疾走中に、異世界の旅人・神無月京介と大爆走するの巻
第2章 トンネル
しばらくバイクを走らせていると、長いトンネルに入った。長いトンネルを延々と走りながら、メイは奇妙な感覚に襲われた。
(妙に長いトンネルね・・・こんなに長いトンネルあったっけ?)
ようやくトンネルの出口が見えてきた。
トンネルを抜けると美しい風景が広がった。近くに川が流れている。
初めて見る風景だったけれど、メイはなぜか懐かしく感じた。
突然、後方から騒がしい爆音が聞こえた。
ミラーで確認すると、戦闘服を着た謎の集団が、バイクや軽トラックに乗って走ってくるようだった。
(あれは何?)
そう思った瞬間、軽トラックの荷台に乗った戦闘員が、メイめがけてバズーカ砲を撃ってきた。
バズーカ砲の弾丸がメイの近くに着弾した。ドカーーーンッ!!!ものすごい威力である。
(ちょっと、何?どういうこと?!)
メイは速度を落として、路肩にバイクを停車させた。
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