『永遠の旅人・神無月京介(4)【長野メイ編】』第6章
大人気若手女優・長野メイがバイクで疾走中に、異世界の旅人・神無月京介と大爆走するの巻
第6章 道の駅
メイは目を覚ました。(あれっ・・・ここはどこだろう?)
周囲をゆっくり見渡した。どこかの道の駅にいるらしかった。
テーブルの上には、食べかけの五平餅とコーヒーが置いてあった。
(バイクで走ってたら・・・疲れて、眠気を感じて・・・危ないと思ったから、ここに寄ったんだっけ?)
メイは五平餅を平らげて、コーヒーを飲み干した。
近くにいた人に聞いてみた。
「ここの道の駅の名前って、なんて言いましたっけ?」
「ここはもっくるだよ。もっくる新城。」
「あぁ、そうでした。ありがとうございます!」
メイはバイクにまたがって、走り出した。
(ここから新東名に乗って、岐阜を目指して走ろうかな。)
バイクに乗って疾走すると、風を感じることができる。
自由に世界を駆け巡る感覚が、メイの体を満たしていった。
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