『永遠の旅人・神無月京介(5)【久保田アキラ編】』第5章
西三河の美人市長・久保田アキラが奇妙な法廷で、異世界の旅人・神無月京介に弁護されるの巻
第5章 休廷
突然、検察官は神無月に向かって霊丸を発射した。神無月はこれを跳ね返すと、霊丸を撃ち返した。
霊丸は検察官の頭に命中し、検察官の頭が吹き飛んだ。
裁判長が判定した。
「クリティカルヒット!弁護側の攻撃は有効であり、ポイントを加算する。」
検察官がいなくなってしまったので、裁判は休廷となった。
市長は神無月に聞いた。
「これからどうなるんですか?」
神無月は答えた。
「新しい検察官が決まるまで休廷です。心配することはありません。誰が来たって、また頭を吹き飛ばしてやりますよ。」
市長はもう、わけが分からなくなってしまった。
「はぁ・・・普通の裁判と違うんですね。」
「夢幻郷の無間裁判ですから。休廷中、少し休んでおいたほうがいいですよ。まだ戦いは始まったばかりです。」
市長は頭がクラクラしてきた。こんな裁判が・・・いつまで続くんだろう・・・
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