『スライムハンター・東一郎(3)【東三河の街】』第4章
『鬼畜不倫で全てを失った人気俳優・東一郎が、東三河の街の居酒屋で別班のエージェントから真相(?)を聞くの巻』
第4章 発狂した科学者
「それで、そのリーダーはその後、どうなったんですか?」東の質問に、木村は酒を飲みながら答えた。
「それも分かりません。その日以来、彼は行方不明です。スライムに食われたのか、逃亡してどこかに潜伏しているのか・・・まぁ、それを調査するのも私の任務なんですけどね。」
「なんと言えばいいのかなぁ・・・なんだろう・・・不思議な事件ですね。」
東が言うと、木村が答えた。
「東さんにも協力していただいて、なんとか解決したいんです。私はこの事件が解決したら、引退して、堅気の仕事に戻りたいんです。」
「へぇー、そうなんですか。報酬もたくさんもらえるし、おもしろい仕事だと思うんですけど。」
「ハハハッ。東さんには、この仕事が合っているのかも知れませんね。」
・『スライムハンター・東一郎(3)【東三河の街】』目次に戻る。