『スライムハンター・東一郎(3)【東三河の街】』第5章
『鬼畜不倫で全てを失った人気俳優・東一郎が、東三河の街の居酒屋で別班のエージェントから真相(?)を聞くの巻』
第5章 別班のエージェント
居酒屋を出て、東は木村と別れてホテルに戻った。今日は豊橋のホテルに宿泊し、明日、南信州の山小屋に戻るつもりである。
東はベッドに横になり、いろいろと考えていた。
(今日、木村さんから聞いた話は、どこまで本当なんだろう。そもそも、木村さんの素性もよく分からない。木村という名前も多分、仮名だろう。)
「別班・・・か。」
(別班:陸上自衛隊の秘密情報部隊・・・スライム:自衛隊の研究所で秘密裏に開発された生物兵器・・・)
考え出すと、全てが嘘のように感じられる。
しかし、自分が見たあのスライムは本物だった。
東はシャワーも浴びていないのに、いつの間にかベッドの上でのそのまま眠ってしまった。
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