『幽玄鉄道の夜（７）【東栄町の人食い大イノシシ】』第２章

神スイングの人気タレント・稲妻アミが、幽玄鉄道の旅人・草野崇と東栄町で人食い大イノシシを目撃するの巻

第２章　東栄町

　草野はアミに名乗った。
「失礼しました。私は草野崇と申します。幽玄鉄道で旅をしています。豊橋駅から乗り込んで、ここまでずっと乗ってきたんです。」
アミが微笑んで草野に言った。
「へぇー、うらやましいですね。」

草野は彼女に聞いた。
「アミさんはどちらまで行かれるんですか？」
「私は東栄町に行くんです。」
アミが草野にそう答えると、草野は彼女に言った。
「東栄町ですか、いいですねぇ。東栄町でしばらく停車するので、私も久しぶりに行ってみようかなぁ。温泉もありますし。」

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