『妖怪保護活動家・氷室忍(6)【妖怪・オッパイ星人】』第4章
妖怪保護活動家・氷室忍が、鳳来寺山で妖怪・オッパイ星人を退治するの巻
第4章 氷室の決断
オッパイ星人は笑いながら言った。「ヒャヒャヒャッ、撃てるもんなら撃ってみろ!お前、警察官だろう?俺は妖怪・オッパイ星人であり、人間・海原龍山だ。海原龍山の研究成果の一つである霊丸で、海原龍山という人間を殺すことができるのかなぁ?」
氷室は無表情で霊丸を発射した。ズドーーーン!!
霊丸はオッパイ星人の急所を撃ち抜いた。
「お・・・お前、それでも警察官なのか・・・人間に向かって・・・ウボァーーー!!」
氷室の背後から、また人影が現れた。
兵藤である。彼はあきれながら氷室に言った。
「氷室・・・お前、警察官を辞めてから、本当にムチャクチャなことするようになったな。」
「兵藤・・・間に合ったなら、もう少し早く加勢してくれればよかったのに。」
氷室は、事前に兵藤に連絡していたのだ。兵藤は言い訳がましく言った。
「いや、妖怪の不意を突くつもりだったんだよ。それがお前、いきなり霊丸なんかぶっ放して・・・これじゃあ龍山先生も一緒にお陀仏だろう。」
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