『エスパー・伊藤六郎(5)【橋下カンナ編】』第3章
エスパー・伊藤六郎が名古屋城周辺で、国民的な美人タレント・橋下カンナに襲われるの巻
第3章 結界の破壊
伊藤は逃げ出した。全力で走った。後ろからカンナが、鎖鎌を振り回しながら追いかけてくる。「待ちやがれぇえーーー!!このクソ野郎ぉおおーーーー!!!」
カンナがものすごいスピードで走ってくる。もう少しで追いつかれるところで、伊藤は突然止まってしゃがみこんだ。
不意を突かれたカンナは、しゃがんだ伊藤につまづいて盛大に転倒した。
彼女が転倒してうめいている間に、伊藤は両手のひらを地面に着けた。
超能力を封じるエネルギーの結界は、地中では弱まっているようである。
結界を張る装置を積んだ車両は3台あるようだ。伊藤はそのうちの、一番近くにある車両を地中経由で攻撃した。
彼のテレキネシスを受けた車両は、回転しながら近くの信号機に衝突して炎上した。
その瞬間、伊藤の超能力は回復した。
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