『果てしなきスターレット(3)【白谷トモカ編】』第3章
人気女優・白谷トモカがサンテパルクたはらで、純白のスターレットによるひき逃げ事件を目撃するの巻
第3章 タイムトラベラー
男はトモカに言った。「私は加賀美俊樹と申します。未来人で、数百年後の未来から来ました。タイムマシンで過去の時代に来ることは犯罪で、タイムパトロールに見つかると射殺されかねません。申し訳ありませんが、私はすぐにここを立ち去ります。」
トモカは彼の話を聞きながら、ただ戸惑っていた。
(タイムマシン?タイムパトロール??)
加賀美とトモカが話しているのを物陰から伺う女がいた。女の名は黒石マイ。
未来警察の機動部隊「ノコギリ坂300(スリーハンドレッド)」の隊員である。
彼女は今まさに、加賀美を狙撃するために狙っていた。
・『果てしなきスターレット(3)【白谷トモカ編】』目次に戻る。