『エスパー・伊藤六郎(1)【津田アカリ編】』第1章
エスパー・伊藤六郎が大須商店街で、元SKE48のタレント・津田アカリと出会うの巻
第1章 エスパー伊藤
エスパー伊藤は超能力者である。幼い頃にその能力を発現した彼は、小学生になると両親から引き離されて、ハルサメ研究所で過ごすことになった。
ハルサメ研究所は、戦争における超能力の活用を秘密裏に研究する、自衛隊の秘密研究機関である。
伊藤六郎は高校を卒業すると、防衛省・自衛隊の関連団体に就職した。
その数年後に彼は失踪した。
長年、ハルサメ研究所で生活してきた彼は、超能力とは無縁の生活に憧れていたのである。
研究所は、彼を必死で捜索していた。
普通の生活をするために姿を消した彼を、そのまま放置するわけにはいかなかった。
彼の能力はあまりにも強力で、危険なものだったのである。
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