『エスパー・伊藤六郎(5)【橋下カンナ編】』第4章
エスパー・伊藤六郎が名古屋城周辺で、国民的な美人タレント・橋下カンナに襲われるの巻
第4章 光の教会
起き上がったカンナは伊藤に向かい、鎖鎌で攻撃してきた。「なめたまねしやがって・・・ぶっ殺してやる!!」
カンナは結界が消滅したことに気付いていないようだ。伊藤はテレキネシスで彼女を攻撃した。
カンナは失神し、その場に倒れ込んだ。伊藤は冷静につぶやいた。
「この方法がいつまで通用するか・・・研究所は装置を改良して、また攻撃してくるだろう。」
その時、向こうから別の女性が歩いてきた。女性は伊藤の前で立ち止まって言った。
「私は葦根キョウコ。能力者です。」
伊藤は彼女に聞いた。
「あなたもハルサメ研究所やNCKの人間ですか?」
キョウコは彼に告げた。
「違います。私は光の教会の巫女です。私たちは代々、この能力の秘密を守り、静かに継承してきた一種の宗教団体です。私たちは静かに、ただ待っているのです。」
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