『幽玄鉄道の夜(2)【浜名湖の人食い大うなぎ】』第3章
国民的な人気アーティスト・柴桜コウが、幽玄鉄道の旅人・草野崇と浜名湖で人食い大うなぎを目撃するの巻
第3章 うなぎ
草野とコウは浜名湖沿いの道路を歩いていた。深夜なのに月明かりで明るく、浜名湖の水面はキラキラ輝いていた。
至るところで、多くの観光客が歩いている。
コウが草野に言った。
「こんな深夜でも人がたくさんいますね。」
草野はコウに答えた。
「そうですね、おかしいですねぇ。こんな夜中に、人がこんなにたくさんいるなんて。」
いい匂いが漂ってくる。どこかでうなぎを焼いているようだ。
「いい匂いだなぁ。コウさん、あそこのお店でうなぎの蒲焼きでも食べていきましょう。」
「そうですね。本当においしそうないい匂い!」
二人は近くの定食屋でうなぎを食べることにした。
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