『エスパー・伊藤六郎(1)【津田アカリ編】』第4章
エスパー・伊藤六郎が大須商店街で、元SKE48のタレント・津田アカリと出会うの巻
第4章 愛川ナナセ
アカリと伊藤は見つめ合っていた。そこに一人の女がスタスタと歩いてきた。
「あんた、伊藤六郎だね。」
伊藤が驚いて振り向くと、女が彼をにらんでいた。
「あたしは愛川ナナセ。研究所に見出された7番目の能力者。あんたが噂の6番目ね。」
伊藤はナナセに聞いた。
「7番目がなんのようだ。」
ナナセは伊藤をにらみながら答えた。
「脱走者を捕まえに来たんだよ。」
ナナセが超能力を使った。念力(テレキネシス)である。
しかし、何も起こらない。ナナセは驚いた。
「えっ?!」
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