『魔獣送還師・柊慎一郎(4)【解決(?)編】』第2章
魔獣送還師・柊慎一郎が豊橋技科大学のキャンパスで、大学時代の先輩・榊原宗一に説教するの巻
第2章 カフェ
榊原は柊に尋ねた。「腹減ってるなら食堂でなにか食べようか?それともカフェにでも行こうか?」
柊は榊原に答えた。
「来る前に軽く食べてきたんで、カフェでいいですよ。」
榊原は言った。
「じゃあ、カフェに行こう。」
二人はカフェに入ると、コーヒーを注文した。
柊はコーヒーを飲みながら、榊原に質問した。
「最近、この地方で魔獣が出没しているんですけど、ご存知ですか。」
榊原は目を伏せて、黙って何か考えているようだった。
「私は偶然そこに居合わせて、送還魔法で魔獣を送り返しました。」
柊がそう言うと、榊原は頷きながら短く返答した。
「うん、そうですか。」
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