『エスパー・伊藤六郎(2)【ユウコリン編】』第2章
エスパー・伊藤六郎が名古屋の広小路通りで、不思議ちゃん系アイドル・ユウコリンと出会うの巻
第2章 エスパー伊藤
伊藤六郎は今、名古屋の広小路通りを歩いていた。近くのラーメン屋で昼食にラーメンを食べた後、街をブラブラ歩いていた。
伊藤は向こうから歩いてくる広瀬川姉妹に気づいた。
「姉がテレキネシス使いで、妹はテレパシー使いか。」
広瀬川姉妹も伊藤に気づいた。スズがアリスに言った。
「お姉さま、あの男、能力者です。とても強力な力を持っています。」
アリスは身構えてスズに言った。
「こんなところで能力者に出くわすなんて。スズ、気をつけて!」
伊藤は二人に言った。
「あなたたちは研究所からの追手ではないようですね。こちらに敵意はありません。無用な戦いはやめましょう。」
アリスがスズに聞いた。
「研究所からの追手?彼って・・・」
スズはアリスに答えた。
「彼の言っていることは本当みたい。彼、研究所から逃げ出した被験者よ。」
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