『果てしなきスターレット(4)【赤木メイサ編】』第2章
ノコギリ坂300の黒石マイに狙撃された加賀美俊樹が、緋色のスターレットに乗る謎の女・赤木メイサに救出されるの巻
第2章 バズーカ砲
加賀美は純白のスターレットに乗り込んだ。しばらく普通に道路を走りながら考えていた。(さぁ、これからどうしよう・・・今度は江戸時代より前の時代に行こうか。それとも、この時代よりちょっと先の時代に行ってみようか・・・)
その時である。
ドッカァアアーーーーン!!!
バズーカ砲の弾丸が、加賀美の運転するスターレットに命中した。
スターレットは轟音を立てて爆発し、すさまじい火柱を上げて炎上した。
加賀美のスターレットをバズーカ砲で破壊したのは、未来警察の機動部隊・ノコギリ坂300の狙撃手・黒石マイだった。
マイは静かにつぶやいた。
「任務終了・・・か?奴は死んだのか?」
彼女はハンズフリーで本部に連絡した。
「こちらノコギリ坂300の黒石。たった今、加賀美のスターレットをバズーカ砲で狙撃し、破壊した。加賀美の生死を確認してください。直前に瞬間移動で逃げた可能性もありますから。」
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