『果てしなきスターレット(2)【白木花編】』第3章
人気女優・白木花が東栄町で、緋色のスターレットによるひき逃げ事件を目撃するの巻
第3章 二人の警察官
男は花に言った。「私も旅の者です。加賀美俊樹と申します。数百年後の未来から来ました。タイムマシンで過去の時代に来るのは危険な犯罪で、タイムパトロールに見つかれば射殺されかねません。私はすぐにここを立ち去らなければならないんです。」
花は彼の話を半信半疑で聞いていた。
「はぁ・・・タイムマシンとタイムパトロールですか・・・」
そこに突然、二人の警察官が現れた。
「加賀美、動くな!」
警察官たちは二人とも、加賀美に向かって銃を構えている。
年配の警察官が加賀美に言った。
「加賀美、あきらめろ。事情は後でゆっくり聞いてやるから。」
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